おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香裕子です。日曜日の朝は通勤の車もなく静かな朝です。…というか、毎日こんな朝早く(5時前)から通勤の車はそんなに走ってないです。新聞配達のおっちゃんのバイクぐらいなもの。
さて、昨日はRinneの代表の大嶽安奈の誕生日で、彼女が生まれた時のことを書きました。
あんなに鮮明によく覚えてるよね…って思われた方もあったかもしれません。そうなんです、2人の子供を産んだ日のことはまだハッキリと思い出せます。それだけ衝撃的だったんでしょうかね。でも、本当に嬉しかった!感激で号泣しましたもの。
で、安奈が生まれるまでのハプニングを今日は書きます。
ハプニングその1。妊娠中期頃でした。その頃私は自宅近くの開業医(内科・外科医院)で医療事務の仕事をしていました。上の子の時も産む直前まで仕事をしていたので、今回もそのつもりでした。
自宅から毎日《スクーター=原付バイク》で通勤していました。…『ええ!妊婦さんがオートバイ?』ってお思いでしょう。まあ、勤務先は自宅から車で10分くらいのところでしたので。…あっ、最初に言っておきますがバイクが好きだからとか、バイクでないと嫌だとかじゃないです。たまたまうちには車が1台しかなく、それは主人が通勤で使っていたからという理由です。…もっと言うと、別に《レディース》だったとかいうわけでもないので、そこんとこ夜露死苦!
で、いつものように通勤の道を走っていたら、『あっ!空き缶!』。目の前に転がっていた空き缶をよけようとしてハンドルをひねった瞬間ドンとバイクごとこけてしまいました。幸い後続の車もなく単独の転倒事故で済みました。朝の出勤途中だったので、すかさずバイクを起こしてそのまま乗って急いで勤務先の病院へ。
あちこちちょっと擦りむいて出血し、腕にアザができてましたが、『今、途中で転んで…』と病院へ入って行ったら、婦長さん(看護師長)が『裕ちゃん、あんた、お腹は大丈夫?…ちょっとぉ妊婦さんなんだから!』と、急いでキズの処置をしながら心配してくれました。ありがたいことに何ともなく、その日1日勤務しました。
ハプニングその2。この時の私の出産予定日は6月4日でした。まさに安奈は予定日通りに生まれてきたわけですが、その前の3月頃だったかに、急に不正出血してきたんです。不安になりすぐに産婦人科へ受診したら《前置胎盤》の疑いがるとのことで即入院!
前置胎盤とは、そもそも《胎盤》というのは、お母さんと赤ちゃんを繋ぐ1番大事なパイプです。お母さんの子宮の中にへばりついていて、その管がへその緒として赤ちゃんに繋がって酸素や栄養を供給するんです。で、出産したと同時に赤ちゃんが出てから不要になってはがれて出ます。
その胎盤は普通なら子宮の奥の方(子宮底)についています。ところが私は子宮口の近くについていたようで、その大事な胎盤が赤ちゃんより先に出ちゃったら酸素や栄養を送るパイプがなくなってしまうわけですから赤ちゃんは死んじゃいます。で、たまたまそれが少しはがれて出血してきたみたいで急いで処置をしてもらいました。
その日から絶対安静で動いちゃいけません!の状態。トイレにも行けませんし、身体を起こしてはダメということでご飯も寝たまま食べさせてもらいました。とにかく、動いて胎盤が剥離して出てきてしまうといけないからと、完全固定状態!
幸い3〜4日で出血はおさまり、検査の結果安定していると思われるということで退院。ですが自宅で安静に(できる限り横になっていてください)と。でも、その時はすでに2歳年上の兄(息子)がいましたから、一旦私だけ実家でお世話になることにしました。万が一早産となった時、少しでも体重があった方がイイから、とにかくお腹の中におさめて成長させましょう、ということになったんです。
それからひと月ほどなるべく安静にしていましたが、どんどんお腹は大きくなるし、本来ごそごそと動くたちの私がおとなしくしていられるはずがありません。それに息子と別々に暮らすのがつらくて、結局息子も実家へ。
そうなると『ママ、お外で遊ぼう』ということになり最初はぼちぼち出かけていたのですが、結局走り回る息子を追いかけたり、『ママ抱っこ』とせがまれて抱き上げてお腹の上に乗せたり、『ママもブランコに乗ってぇ』と言われて『よおーし立ち漕ぎ!』なんてやっちゃったりと、もうめちゃくちゃ。
『もう妊娠9ヶ月だし、生まれちゃってもイイら。すごい重たいもん!』と普通の妊婦以上の活動量。でも、その時お腹の中の安奈は必死に子宮にしがみついていたんでしょうね。そのままあとひと月お腹に居て、予定日に出てきました。…おそらくお腹の中で、『まったくぅ、この人めちゃくちゃするじゃん!大丈夫なの?』と呆れていたでしょうね。
…とまあ、こんなエピソードもいまだに覚えています。母親にとって子供は自分の命にかえても守りたい存在…なんですがぁ、楽天家のこの母親は《大丈夫!大丈夫!》と安気なものです。だから《反面教師》でしっかりした慎重派の娘になりました。
私から見ればいくつになっても《子供》。四十路手前の家事のできない(…特に料理が下手!)頼りない娘ですが、皆さまの支えがあってペットメモリアルRinneの代表をさせていたたいております。今後ともどうぞよろしくご指導ご鞭撻をお願い致します。
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