保護犬・保護猫の現状

スタッフブログ

こんにちは、ペットメモリアルRinneの浅香です。今さらながらですが、私は犬猫が大好きで《ミルクボランティア》というのをしています。

《ミルクボランティア》って何?という方のために説明します。

私は今、愛知県動物愛護センターでミルクボランティアの登録をしていますが、他に保護犬・保護猫活動をしている動物保護団体からも委託を受け付けています。

生まれて間もない赤ちゃん犬・赤ちゃん猫をお預かりして、親犬・親猫に代わってミルクを与えて育てるのがミルクボランティアです。

生後間もない子犬

本来なら親犬・親猫の母乳を飲んで育つのが1番良いのですが、野犬や野良猫は《育児放棄》して、子犬や子猫を放置したまま逃げてしまうというのもよくあります。

生後間もない子猫

そんな子たちが保護されて私の元にやってきます。私は《乳母(うば)》としてこの子たちを育てます。それがミルクボランティアです。

人間の赤ちゃんと同じように、ミルクは2〜3時間毎に与えます。時間をあけ過ぎると低血糖になって弱ってしまうので、夜中も起きて必ず与えます。

そして、体温を保つことができないので、寒くならないように一定の温度で温め、でも暑くなり過ぎないように調節しなくてはいけません。

あと、排泄も自分ではできないので、親がやってやるように私がやります。…って書きましたが、親犬・親猫がやるように舐めはしません!ティッシュでちょいちょいとお尻を刺激して出させます。

そんなのを1ヶ月ちょっとやるのですが、本当、犬猫は成長が早いので、その1ヶ月〜2ヶ月のうちにまず目が開いて、乳歯がはえて、モゾモゾ這うようになり、手足で踏ん張って立ち上がり、やがてトコトコ歩くようになります。

生後4週間〜12週間が子犬や子猫の《社会性》を身につけるために大切な時期とされています。なので、この時期に子犬や子猫をしっかり抱きしめてやる、一緒に遊ぶ、いろんな経験をさせる、いろんな人間に慣れされるということをすると、精神的に落ち着いた成犬・成猫になるといわれています。

で、私の元から巣立った子犬や子猫は里親さんが見つかりやすいです。…ペットショップでもそうですよね。小さな子は『可愛い〜』と、一目惚れで買っていかれることが多いじゃないですか。

ところが、ある程度大きくなったり、成犬・成猫は一気に人気が落ちます。なので、愛護センターや保健所で保護されている子たちは、なかなか里親さんとのマッチングが難しく、もらわれていくケースが少なくなってしまうんです。

現にテレビ番組で《坂上どうぶつ王国》や、相葉君の《みんなの動物園》なんかを見るとわかりますが、保護される子たちはどんどん増えるのに、里親さんが見つかったという件数は少ないです。

あれだけテレビでやっていてもこの現状です!…『うちの子、坂上家にいた子なの』って自慢できるのに、と思うのですが。なんだったらうちも坂上家から引き取りたいです。

また次回詳しく書きますが、《動物保護管理法》が改正されて、ブリーダーやペットショップが厳しい状況に置かれるようになり、その影響で《路頭に迷う》子たちが増えてしまっているんです。

そんな子たちをなんとか救いたい!とRinneでは日々いろんな意見を出しながら模索しています。ペットといえども1つの《尊い命》です!不幸になる子が減るように何かしたいと強く思っています。

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