おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香です。
コロナがまた流行っています…第11波だということ。
私の周りにも『微熱がありノドが痛かったんで、検査したらコロナの陽性反応が出ちゃった』という人がいます。あら〜お大事に!そして皆様、あらためて《うがい》《手洗い》《マスク》して気をつけましょうね。
7月26日の中日新聞朝刊の生活面に、今日のアイキャッチの写真のコラムが載っていました。
《凸凹(でこぼこ)みんなでチョコレート》という題で掲載しているのは、豊橋市の《久遠(くおん)チョコレート代表・夏目浩次(なつめひろつぐ)》さんです。↓↓↓この方。
2024年1月11日にテレビ《カンブリア宮殿》にも出演されました。
久遠チョコレートの本店は豊橋駅近くの《ときわ通りアーケード街》の一角にあります。
FC店を含む全従業員数330人のうち、180人が障害者ということ。障害者が安心して働ける、障害者が自立できる、障害者が稼げる場所を提供するのが使命だとおっしゃっています。
そのお気持ちの根本となる理由(わけ)が今日のアイキャッチの写真のコラムの中に記載されていました。
夏目さんが小学2年の頃、知的障害者であるクラスメートに屈辱的ないじめをしてしまったんだそうです。学校の廊下には、いつも周囲に頭を下げ、彼を迎えに来るお母さんの姿があったということ。
大人になった今思うと、彼や彼の家族にはいろんな困難や苦労があっただろうと思い、この出来事は夏目さんにとって一生抱え続けていく《後悔》だと書いてあります。
この後悔の反動で『大丈夫だよ』『もう一度やろう』『凸凹あってもイイじゃん』という久遠チョコレートの目指したい社会の姿につながっているそうです。
同日の社会面に、障害者グループホームの運営業者《恵》の指定取り消しの記事が載っていて、入所している知的障害者の息子の先行きが不安とこぼす家族の言葉があった。『社会はいまだに障害者に冷たい。障害が重度であるほど居場所が限られる』と。
『しゃべれない息子の代わりに、私がやるべきことがたくさんある。息子が安心して生きられる場所を見つけるのが、私の責任』と思いを語られていました。
思い起こせば、私も小学6年の時、近所に知的障害の小学1年の男の子がいました。名前は《つよし》と言いました。
つよしはやはりいじめの対象になることが多かったようです。ある時、公園で遊んでいて『おい、つよし!このガム食べてみろ』と、誰かが吐き捨てて下に落ちたガムを拾って食べさせられようとしていたことがありました。
ちょうど私はそれを見ていたので『ダメ、食べちゃ!つよし、こっちおいで』『あんたら!つよしにこんなことしたら私が許さん』と守ったことがありました。他の日には、つよしが不当に叩かれていたので『こら、やめろ!』と仲裁に入ったこともありました。
それ以来、つよしは『お姉ちゃん』と言って私になついてくるようになりました。通学団(班)は違っていたんですが、お母さんが私たちの班までつよしを連れてきて、毎朝私と通学するようになりました。つよしは私の手をギュッと握って学校まで行きました。
日中、学校でつよしに会うと、私を見つけて『お姉ちゃ〜ん』と満面の笑みで手を振ってくれました。時に、走って近寄って来ることもあったので、『教室に帰り』となだめたこともありました。
夏目さんのコラムを読んでいたら、ふと昔のことを思い出しました。
当時6年生だった私は、1年生のつよしを置いて卒業しちゃいましたが、あれからつよしは名前の通り強くたくましく育ってくれただろうか?
障害者、健常者の壁を取っ払って、みんなが生きやすい世の中になって欲しいものです。