おはようございます、ペットメモリアルRinneの母 浅香です。
今朝の中日新聞の生活面の《家族のことを話そう》というコラムを読んで今日のブログを書きます。
今日のアイキャッチの写真を見て読んでいただけるとわかりますが、ざっと内容を要約します。
NPO法人《陽和(ひより)》の理事長をしていらっしゃる《渋谷幸靖(しぶやゆきやす)》さんという方の話です。
1981年生まれの渋谷さんは、現在名古屋市で発達障害や非行、引きこもりなどの困難を抱えた若者を支援する活動をしていて、今年2月には豊田市に《自立援助ホーム》も作られました。
渋谷さんも《不良》で、2度の逮捕歴があり、留置所や刑務所に入った経験もあるそうです。
両親が離婚し、母と渋谷さんの2人暮らし。母子家庭なのでお母さんは必然的に仕事(美容師)が忙しく、子供と向き合う時間も少なかったようです。小学5年生で不登校、中学で非行に走り《ヤンキー》まっしぐら。
高校2年で《おやじ狩り》、24歳で《詐欺事件》で逮捕されました。…ほお、高校2年って、とりあえず高校へ進学したんだ。高校へ入っただけでも偉いじゃん。
刑務所の面会室で、怒るでもなく悲しそうな表情の母親の姿を見て《改心》したそうです。その後犯罪の道から脱して非行少年らを支援する側に就きました。
息子の前では気丈に振る舞っていた母親が、実は『私の育て方が悪かったからこうなったんじゃないか』と自分を責めて泣いていたんだろうということを後になってからわかったんです。
それ以降、自分と同じような境遇で悩む親子を少しでも救えたらと寄り添いながら活動を続けていらっしゃいます。
実は私の知り合いにも同じような男性がいます。
やはり母親と男兄弟2人の家庭で育ったSちゃん(男性)は、中学の頃から兄弟揃って非行に走り、高校へも行かず悪さをする日々だったそうです。
Sちゃんは大人になってからも《ギャンブル依存症》で離婚を繰り返したり、借金で身動きがとれなくなり、今の会社の社長さんが借金の肩代わりをしてくれて救われました。
今Sちゃんは真面目に仕事をして、苦労をかけた母親を大切にしています。『悲しい思いをさせた母親を俺が見ないと!』と心に決めているようです。
完璧な人間なんていません!失敗したり、甘えがあったり、稀に、ほんの出来心でなんてことをしてしまう場合もあります。でも、そこからやり直すことは出来ます。何度でも立て直しは可能です。
毎年《夏休み明けの子供の自殺者》が問題になっています。夏休み明けからの不登校もあります。
今の世の中、私から見れば生きにくい世の中になっています。
《多様性》を履き違えて、自分勝手に《何でも有り》に置き換えているようにも感じます。
昔は《苦労は買ってでもしろ》と言ったもんですが、今はそれは絶対ない!
『ええ〜面倒くさ〜い』とか『しんどいことなんかしたくないしぃ』とか『そういうのってダサくない?』なんて台詞が聞こえてきそうですもの。
これから未来のある若者たちを導いていく大人にならないといけませんよね。渋谷さん応援しています!