おはようございますペットメモリアルRinneの浅香です。
今日は《スクールドッグ=学校犬》のことを書きます。
昨日の中日新聞にスクールドッグの記事が載っていました。今日のアイキャッチの写真です。
私がよく《アニマルセラピー》のことを書きますが、まあ簡単に言うとその学校版です。

人間は動物と触れ合うことにより、癒されたり安心感を得ることができます。それによって心身の健康維持やリハビリに役立つという成果も出ています。例えばストレス緩和・軽減、血圧の安定や意欲向上、そして自然な笑顔がこぼれ情緒も豊かになるなど、素晴らしい結果がデータとしても出ています。
《セロトニン》という幸せホルモンの分泌も良くなるとこによって、嬉しい気分になったり、明るくなる、なんてことも起こります。
すでにスクールドッグを導入している学校の生徒からは、犬が学校にいると《居場所ができる》《楽しみができる》《癒される》という声もあがっています。
今の世の中、家庭にも学校にも《居場所》がないという子供が増えています。社会が急速に目まぐるしく展開していき、それについていく人間は日々忙しくしているからではないでしょうか?
心にも余裕がなく、とにかく毎日の生活に追われる。そんな状態だから、他人を思いやったりする気持ちなんてなかなか生まれてきません。
子供が親や周りの大人にSOSを出そうにも、それをまともに受け取ってもらえなかったら孤立するだけです。『誰かに頼りたい』と思っても居場所がなく路頭に迷う。SNSで助けを求めるも、運悪くすると誹謗中傷の被害を受けたり犯罪に巻き込まれたりすることにもなりかねません。
不登校や自殺者の増加、自己否定し自傷行為を繰り返す、問題行動・犯罪行為を起こすなど深刻な問題にもなっています。
その上、教員の負担増大、多重労働など学校教育現場でも疲弊しています。
そんな状況下を少しでもなんとかしていく取り組みに《動物介在教育》を取り入れていけば良いと思います。…そう、早い話しが《猫の手を借りる》ワケです。猫の手を犬の手を借りて、学校をはじめとして社会全体をもっと円滑にできたらイイなぁ…という仕組みです。
すでに北欧の教育現場ではポピュラーになっているそうです。
なかなか『はいOKですよ』とすんなりスタートはできないところもあります。…動物嫌いな子もいるでしょうし、動物アレルギーのある子はどうする?犬の飼育は誰がするの?など。
それに、アニマルセラピーに向いた動物は、気性が穏やかで、高い学習能力を求められます。ちゃんとした《しつけ》もされていないとまずいです。
なので、テレビにも出演している《アニマルプロダクション》の動物のように、きちんと訓練された動物を養成することも必要ですよね。
なかなかハードルは高いし、いろんな問題は出てくるでしょうが、日本もいち早くスクールドッグの導入校が増えると良いと思います。
うちの犬猫も、本当に癒しの存在です。

朝、新聞を読んでいると決まって乗ってきたり、ご飯を食べている横にもたれかかってきたり、モノ欲しそうに可愛い目で見てきたり…癒るわぁ♡

小さな命、大切な命、家族の一員、ずっとずっと一緒だからね。