下山の思想

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おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香です。

3匹の子猫たち、今日も元気です。

ハチワレの女の子

あまりにも元気過ぎて、このハチワレの子は自己主張が激しくなり、私が捕まえるとイヤイヤして暴れるし、ミルクをあげようとしても『今は遊びたいからいらない!』って時は断固拒否します。

子猫の成長は著しく、本当に毎日変わっていきます。

そこへいくと、もう私なんか老いていく一方です。最近、鏡を見るのがイヤで仕方ありません。どんどん《老け顔》になっていき、《おばあちゃん》っていう顔に変わってしまいました。

はっきり言えるのは、その顔はまさしく私の《祖母》や《母》の老いた時の顔にそっくりなんですよね。…『あれ?鏡に映っているのは祖母?母?』と思うほど似てきました。

話は変わりますが、知り合いの方が、お一人で切り盛りしている《カフェ》を6月末で閉めると聞きました。

その方もおそらく私と同年代くらいで、近くお孫さんが生まれるらしいので、遠方の娘さんの家に行き、しばらく面倒を見てあげるそうです。

昨今の《値上げラッシュ》で、なかなかカフェの運営も厳しいということ。…食品を扱う業種は特にだと思います。

加えて、ご自分の年齢のことも考えて、『もう自分の身の振り方を考えようかと思って…そろそろ《潮どき》かな?と思って』とのことです。

このところ様々な業種が閉店、閉鎖、倒産しています。コロナが引き金になっていたり、物価高騰が原因だったり、労働者不足でどうにもならなくなったりと、本当に社会全体が大きく変わってきてしまいました。

この際、日本経済を一度大きく見直しする必要があるのではないかと痛感します。無理をした過剰なサービスや食料の大量廃棄、カスハラ問題など、解決すべき事柄が多い気がします。

団塊の世代が後期高齢者になり、超高齢化社会になっている今、そして今後、私を含めて《老人》の行く先はどうなる?と心配になってきます。

平均寿命も伸びて、そして健康寿命もそこそこだったりしてますから、元気なお年寄りは頑張って仕事をしていただければ良いと思います。…仕事が《生き甲斐》にもなったりしますしね。

でも、ある程度頑張ったら『そろそろ《下山》しようか』と見切りをつけるのも大事かと。

勢いがあれば衰退ももちろん、満ちたるものは欠けます。それは自然の摂理。

私たちの年代は、今まで(家族や家庭のため、社会のために)頑張ってきました。なので、もうそろそろ自分を労る時間を見つけるのもイイのではないでしょうか。

あくせく時間に振り回されず、自分の自由になる時間を作る。今のこの、目まぐるしく(超高速で)時が過ぎていく世の中において、時間に余裕があるというのは、なかなか貴重なことです。

自分のやりたいことをやる、行きたいところへ行く、死ぬまでに経験しておきたいことをやる。そんな悠々自適な生活ができれば幸せです。

人生の終わりに向けて、ゆっくりゆっくり下山していく。

ゆっくり下山しながら、『あっ、こんなところに、こんなにきれいに咲く花があった』とか『登っていた時には見られなかった風景!これは下りているからこそ見られる風景なんだ』とか『ちょっと足を止めて岩に座って風を感じよう』なんてことができれば、より満足度も上がり幸福感も味わえます。

今日のタイトル《下山の思想》は2011年に発行した五木寛之さんの著書の題名です。五木寛之さんにあやかり、充実した見事な下山をやってのけなくてはいけないですね。

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