こどもの日にあえて物申す

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おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香です。

風薫る5月。日中と朝との気温差はかなりありますが、でも過ごしやすい日々が続いております。体調管理をして、どうぞ楽しいGWをお過ごしください。

今日は5月5日《こどもの日》です。《端午の節句》とか《菖蒲の節句》とも言います。

♪屋根より高い鯉のぼり〜

さて、今日の新聞にも載っていましたが、子供の数は44年連続減少しているそうです。

うちの息子が今年44歳なので、息子たちが生まれた年から減っているということですね。…とにかく《出生率》が毎年低くなっていますもの。

今の世の中、昔と違って、結婚して子供を育てるのが難しくなっているのではとつくづく思います。

だから未婚者(結婚経験のない人)も多くなっているし、出生率も低い、なんならもう自分の生活を維持するだけで精一杯という人が増えているんじゃないでしょうか。

そもそも『結婚したいと思わない』という人が男女ともに増えていますし、『結婚は地獄』とか『子育て罰(ばつ)』なんて言葉もあるくらい、結婚や子育てはマイナスなイメージやネガティブなモノになりつつあります。

私たちが子供の頃(昭和40年頃くらいまで)は、お母さんは家にいる(専業主婦)というのが当たり前でした。

子供が学校から帰って来て『ただいま〜』と言えば『お帰り〜、おやつあるから手を洗ってらっしゃい』という母と子の会話が《普通》だったんです。

私の場合は、母が正社員として働きに出ていたので家に帰っても誰もいませんでした。そういう子供を昔は《カギっ子》と呼んでいました。…今だったらカギっ子なんてそれこそ当たり前ですよね。

専業主婦が段々、子供が学校に行ってる間だけパートタイマーで働くようになり、そこから更に仕事に専念する形が増え、子供はかなり幼い頃から保育園に預けられるようになりました。

男女雇用機会均等法を強く言い出すようになり、子育ては母親だけではなく父親も関わるのは当たり前!という世の中になり、パパも育児に携われるよう育休をとるようになりました。

社会は四半世紀のうちに大きく変わりました。その結果が少子化です。

物価高騰、手薄な社会保障制度、ままならぬ賃上げなどで、貧富の格差は広がるし、なかなか厳しい経済情勢です。

そんな中での子育てはまさに《罰ゲーム》と感じる人も出てきてしまうのはわかります。

親になったとしても自分はひとりの人間です。『子供のために自己犠牲している』『なんで私ばかりが我慢しなくちゃならないの!』と感じてしまうと《幼児虐待》や《ネグレクト(育児放棄)》につながるのではないでしょうか。

虐待やネグレクトとまではいかなくても、親がスマホゲームやSNSに夢中になって子供をちゃんと見ていない(悪く言うと放ったらかし)という場面もよくあります。

そのせいで、子供が《公共の場》で騒いだり勝手なことをするというのも見かけます。それが周りの人の迷惑となることがわからず『子供が騒ぐのは当たり前』なんて思っている困った親もいます。

中日新聞の投稿

最近は昔のようによその子を叱るとかなだめるということが少なくなっていると思います。…『うちの子に何するの!』と言われる場合もあるため。

昭和の時代のように、《子供は周りの大人たちみんなで育てる》というコンセプトを頭の片隅に置いておくのも必要かもしれませんね。

親を否定したり責めるのではなく、子供自身に正しいことをちゃんと説明して理解させる、それを周りの大人が教える。それが上手くできるとイイのにと思う昭和世代のおばちゃんでした。

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