おはようございます、ミルクボランティアをしているペットメモリアルRinneの浅香です。
たった今、動物愛護施設へ3匹の子猫たちをお返しに行ってきました。…別れがつらいです、涙、涙、涙。
今回の3匹は4月15日からお預かりしました。
うちへ来た当初はやっと目が開いたくらいで、まだはっきりと見えているのかどうかという感じでした。

3匹はくっついてモゾモゾしていました。この子たち、毛色が違いますが兄弟です。茶色の子2匹がオス、白黒の子がメスです。
生後1週間から10日くらいでしょう。頭の大きさなんかゴルフボールくらいでした。でも、うちに来た子としては《安心度》は高めの子たちです。
過去、私がお預かりした中で1番小さかった子は生後3日目くらいで、まだ《へその緒》が付いていました。…これは危険度100%!
こんな子は《体温調節》もできないので、とにかく身体を冷やさないようにするところから入ります。…ちょっとのことですぐ《低体温症》になり、命の危険が生じます。
そして、そんな小さな子は《哺乳器》のシリコンの吸い口を吸うなんて絶対に出来ないので《シリンジ》といって、スポイトのようなモノで少量のミルクを口元にたらすようにして授乳します。
当然ミルクの授乳量が微量なので、こまめに与えることが必要となります。1〜2時間おきくらいかな。
それが少しずつ時間の間隔も長くなり3〜4時間おき、5〜6時間おきとなっていきます。
まあ、日に日に成長していくので、そのうち哺乳器のシリコンも吸えるようになります。

今回お預かりした3匹は、来た当初から哺乳器でミルクを飲むことができたので全然楽でした。
この子たちは《歯》も生えてきてましたから、しばらくして《離乳食》もチャレンジしてみました。
最初はもちろん自分で食べることはできないので、柔らかいペースト状のモノを少量、口に付けて舐めさせるところから始めます。…ミルク以外の味を知り、ミルク以外のモノも食べられるんだってことを教えます。
この頃の子猫で1番怖いのが《下痢》!
ミルクが濃い・薄い、離乳食が消化の負担になってしまったなど、お腹をこわして下痢を起こすと《脱水症状》につながり、それこそまた命とりになってしまう場合もあります。なので、毎日《便》の状態も見落とせません。
でも、この子たち、本当にすごいです!
誰が教えるワケでもないのに《猫砂》のトイレで自分で排泄をするようになり、自分でお水も飲めるようになり、ごはんも食べるようになり、いっちょ前に《爪研ぎ》もするし、《グルーミング(毛繕い)》もするようになり、走って飛んで転がって、そしてパタンと寝る。

カリカリのドライフードも今ではバリバリ食べ、椅子の上にもピョンの乗ってくつろげます。

これでもう《一人前の猫》になりましたから、里親さんのところへ行って、たくましく生きてくれるでしょう。
この子たちは愛護施設が《譲渡会》をして、そこで新しい家族に迎えられることになります。
優しいご家族のもとで、愛情いっぱい、幸せいっぱいに育ててもらい、長生きしてよ!と願う《乳母》でした。
みんな、私からご卒業、おめでとう!