月とかぐや姫

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おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香です。

早朝、というかまだ夜明け前にすばる(うちの柴犬)の散歩をしていたら、まん丸な月がまだ辺りを照らしていました。

昨夜は《中秋の名月》=十五夜だったのですが、月が現れる頃は曇っていて見えませんでした。

秋が深まり空気が澄んでくると夜空がきれいに見えるようになります。これからの時期、星空観察もイイですね。

ところで、皆様は《月》と聞くと何を連想されますか?…私は《かぐや姫》が出てきます。

皆様はもちろんかぐや姫のお伽話はご存知ですよね?

私が知っているのは…昔々、おじいさんが竹やぶで光る竹を見つけ、切ってみると中から可愛い女の子が出てきました。

おじいさんとおばあさんはその子を大切に育てて大きくしました。

ある日かぐや姫は月を見ては泣いているので『なぜ月を見てなくのか?』と聞くと、『私は月の姫なのです。だから月へ帰らなくてはなりません』と、育ててくれたおじいさんやおばあさんとの別れを悲しんで泣いていました。

かぐや姫のイメージ

おじいさんやおばあさんは『帰らないで!ずっと一緒にいましょう』と言ったのですが、満月の夜、かぐや姫は月からの使者に連れられて月へ帰って行きました。

と、こんな感じじゃないですか?

ところが、色々と調べていたら、全く違う結末になる話もありました。

一般的に子供に聞かせるお伽話としては、私が書いたようなストーリーですよね。

で、もう少し詳しくしたモノが《竹取物語》です。

これだと、かぐや姫を嫁にもらいたいと言う公達(きんだち=上流貴族)が数人現れ、彼らに入手困難な《宝》を持参して欲しいと無理難題を言ったと書かれています。

実は、もっと調べてみたら静岡県富士市に《富士山かぐや姫ミュージアム》なるモノがあり、富士市・富士宮市はかぐや姫ゆかりの地とされていました。

そして物語も、かぐや姫は月に帰るのではなく富士山に帰り、《富士山の神様》だったという説になっています。

かぐや姫はのちに《浅間大菩薩》という女性の神様になったとか、かぐや姫を后にしたいと望んだ帝が富士山頂上まで登り、かぐや姫に会うことができて2人は大きな洞穴へ入っていったとか、かぐや姫を育てたおじいさんは《愛鷹権現》、おばあさんは犬飼明神》という神様だった、なんて話になっています。

まあ、そもそもノンフィクションなので、結末がどうなろうと、なにが正解でなにが不正解なんてないとは思います。

でも、かぐや姫ミュージアムなんてのがあるというのは初めて知りました。…ちょっと一回行ってみたいなぁ。

『いや〜、かぐや姫もなかなか奥が深いわ』と、満月の月を見て思った浅香でした。

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