おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香です。
今日は4月29日=昭和の日です。
私は昭和35年(1960年)生まれの子年、今年の誕生日が来ると65歳になります。昭和の時代に生まれ育ったので、やはり《昭和ブランド》の人間ですねぇ。
でも。昭和の時代は何事もきちんとしていました。(言い方が悪いかもしれませんが)今のように曖昧だったり、適当だったり、いい加減だったり、身勝手な世の中ではありませんでした。
1番違うのは、もっと《思いやり》がありました。
他人も大事にしてあげ、自分も大事にしてもらって、互いに助け合って協力していた気がします。
そして、もっと他人(ひと)を信じていました。他人を守ることをしていました。他人を傷つけることは(巡り巡って)自分も傷つくことになると重々わかっていましたから。
なのに今は平気で他人を非難して傷つける。詳しい事情もわからないくせに自分の主張が1番正しいと思い込んで勝手なことを言う。
もちろん、そんな人ばかりとは言いません!…思いやりの心を持った優しい人はいくらでもいると思います。
でも、そういう優しい気持ちを上手く表に出せず、なんか他人行儀で、言い方ひとつですぐ誤解して、周りとの接触を避けて、希薄な人間関係で生きている人っていますよね。寂しい世の中になったもんだ。
おっと、今日はこんな愚痴を書こうと思っていたわけではありません。
さて、今日で三重県旅行記は最後にします。…長々とお付き合い頂きありがとうございました。
今回の三重県旅行は2つのミッションがありまして、1つは《ホテル季の座》の朝食干物バイキングを食べる。そして、もう1つは《松阪牛》のすき焼きを食べる。
ということで、今日は2つ目のミッションである『本場、松阪で松阪牛のすき焼きを食べるぞ!』の詳細を書きます。
今日のアイキャッチの写真がそうです。…松阪市にある老舗 《牛銀本店》です。創業123年で、今の建物は昭和7年建築の物だそうです。

平日だったので、飛び込みで『予約してないのですが大丈夫ですか?』と聞いたところ『はい、どうぞ!』と快く通してくださいました。

趣のある店舗で。いわゆる《お座敷》という感じのところに通されました。

担当の仲居さんがついてくださり、すき焼き(…昔の言い方だと《牛鍋》)を作って提供してくれます。

今回はまず手軽に楽しめる《すき焼き魚町コース》というのをたのみました。…手軽に楽しめると書きましたが、それでも1人前12,000円ですから。
お肉のランクで値段はピンキリです…最上級の《特選 寿》は1人前25,300円ですよ!死ぬまでに一回は食べておきたいなぁ。
ここ牛銀本店では、すき焼きの他に《あみ焼き》《汐ちり=薄口醤油とコショウで調理する》《水だき=いわゆるしゃぶしゃぶ》などでも食べられます。
とにかく、最高級の松阪牛をいろんな調理方法で格別美味しくいただけるワケです。

食材が運ばれて来ると、仲居さんの《みきさん》が色々と説明をしながら手慣れた感じでさっと調理してくださいます。味付けは醤油と砂糖のみ。

地鶏卵をからめて松阪牛のすき焼きをいただきました。『うわ、柔らかい!』『至福!美味しい!』『肉の旨味が濃い!』いろんな感想が次々と出てきました。…はあ〜ミッションコンフォート。
最後に仲居のみきさんが『これね、実は初めて食べてびっくりした、とか、クセになったって方が多いんです』と、甘辛く味の付いた《牛脂》の残りをそっとご飯の上に置いてくれました。
…!!!ええ!
牛脂って、脂身ですよ。普通は鉄板に脂を付けたら捨てるじゃないですか。だって、なんか臭いしまずいし。
なのに、最高級の松阪牛の牛脂は甘くてトロッとしていて何だか別物を食べてる感じでした。
ああ〜イイ経験をさせてもらいました。これはまたお肉をランクアップして食べてみたいです!
さあ、頑張ってお仕事して、しっかりお金貯めてたらご褒美に松阪牛を食べに行こうっと。