《お遍路》11日目

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こんにちは、ペットメモリアルRinneの母 浅香です。今、私は《高野山》から名古屋へ帰る車の中で書いてます。

《四国88カ所巡り=お遍路》11日目が終わろうとしてます。…『遠足は家に着くまでが遠足です』という校長先生の言葉を借りると、まだ旅の途中ですが。

今日はお遍路というより、高野山奥之院へ《満願報告》に行ったわけですから、厳密に言えばお遍路ではありません。でも、白衣を着て金剛杖を持って高野山へ行くので。それこそ高野山参りが終わるまでがお遍路かもしれません。

昨日、和歌山県の橋本市のビジネスホテルに泊まり、今朝は7時30分出発で高野山へ。

最初に《金剛峯寺》に行きました。これ、一般的には〈こんごうぶじ〉と言われていますが、実は正確には《こんごうぶうじ》と言うんだそうです。今日は高野山の案内人の方に色々と説明してもらいながら回りました。

この案内人の方を私らは『潤ちゃん』と勝手に呼んじゃってましたが、すごく説明が上手で、おもしろくてためになりました。この潤ちゃんが奥之院の説明もしてくれて、同行者全員でありがたく最後の《結願報告》のお参りをしてきました。

そして、着ていた白衣に《高野山奥之院》の朱印を記念に押してもらいました。…今日のアイキャッチの写真です。これは希望者だけで、別に押したくない人は押しません。納経帳にはちゃんと朱印を押してもらいますので。↓↓↓

高野山奥之院の朱印

で、ちょうど私達がお参りをし終わった時に《生身供(しょうじんぐ)》=弘法大師様へのお食事を持って行かれる僧侶を見ることができました。

生身供(しょうじんぐ)

生身供とは、今もなお奥之院で生き続けているとされる弘法大師空海に、毎日、朝食を6時、昼食を10時半に《唐櫃(からびつ)》に入れて届ける儀式です。

今日、高野山を案内してくれた潤ちゃんによると、唐櫃の中には本当に食事が入っていて、そのメニューは《きのこのパスタ》とか《カレーライス》《野菜の天ぷら》などもあるそうです。要するに肉魚とニンニク・ニラ・タマネギなどの刺激物が入ってない《精進料理》なら良いのだそうです。

そのお料理はお供えしたのち《おさがり》として奥之院の方々が食べられるそうです。…仏壇にあげた仏飯を、ばあちゃんが『わしが《おぶくさん》をいただくだ』と食べるように。

その後《壇上伽藍(だんじょうがらん)》エリアの《中門(ちゅうもん)》《金堂(こんどう)》《根本大塔(こんぽんだいとう)》などを拝観してきました。

さあ、これで今回のお遍路の旅のミッションは全てコンプリート。一路名古屋へ帰ります。帰りのジャンボタクシーの中では同行者はみ〜んな熟睡モードでした。…という私も寝ちゃいましたが。

ということで、四国88カ所霊場巡りは無事に終わりました。《人生は遍路なり》と言われています。厳しい修行と思われますが、実は《お接待》を受けるように、他人の温かみがすごくよくわかり、そしてこちらからも万物に感謝と慈悲の気持ちを常に持ち、日々歩んで行く。そんなありがたく長い旅です。

また機会があったら行きたいです!

さあ、明日からまたしっかり仕事して、皆様に《布施》をさせていただくようにします。ありがとうございました。

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