《お遍路》10日目

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こんばんは、ペットメモリアルRinneの浅香です。今朝はすごくヘンな夢を見て起きました。私の足にすごい数の《カメムシ》か《カナブン》がまとわりついて離れないという夢。

実は昨日、お部屋に入ったら天井でカメムシかなにかがブンブン飛んでいて、気になったのでホテルのスタッフさんを呼んで退治してもらったんです。…そのカメムシの霊が夢に出てきたのでしょうか?…殺生しちゃいけませんね。それもこんなお遍路の巡礼の時に。

さて、《四国88カ所巡り=お遍路》10日目の今日は85番札所(八栗寺・やくりじ)から88番札所(大窪寺・おおくぼじ)のラスト4カ寺を回りました。そうです、ついに88カ所全部お参りしてきました。

で、明日は《高野山・奥之院》へ《満願》報告のお参りに行くので、今すでに和歌山県の橋本市のホテルに来ています。…今日のアイキャッチの写真が四国88カ所巡りをしたという《結願(けちがん)》の証明書です。最後88番札所の大窪寺で発行してくれます。

やった〜!感無量です。…でも、ジャンボタクシーで楽して回ったお遍路ですので申し訳ない気もしますが。これが《歩き遍路》だったらかなり感動が違うでしょうね。本当に《修行》の境地ですもの。

実は今日は朝から結構激しい雨が降っていました。ですが、お昼過ぎからちょっとずつ回復してきました。

今日はまず《ケーブルカー》で85番の八栗寺まで上がりました。

八栗寺ケーブル

今回、本当にいろんな札所があり、平坦なところばかりではありませんでした。すごい階段を登ったり、長い坂道があったり、ロープウェイやケーブルカーで行ったり、移動距離が長かったり。

今日は同行の方々のことを書きます。

まず、ジャンボタクシーのドライバーさんであるMさん。香川県在住のタクシー会社勤務の男性。1960年生まれなので私と同じ年でした。四国お遍路の《大先達=超偉い人》なんです。その上、四国のことは何でも知っている四国マイスター。その他のことも色々知ってる頭のイイ人で、運転の気配り、巡礼の案内、とにかくピカイチの人でした。家庭ではマンチカン2匹(カノンちゃん・わかばちゃん)と、アメショー1匹(ももちゃん)を飼っている、河村たかし名古屋市長に似た《超猫派》。

続きまして1960年生まれで、これまた同じ年の岐阜県在住のOさん・男性。大手私鉄会社に勤めていて、双子を含めた4人のお孫ちゃんのじぃじ。ちょっとメタボ体形で、猫背で歩く姿を見て、最初私は『この人は70〜80代の根暗な独身じいちゃんだろうなぁ』と思っていました。ところが、よくよく聞いたら私と同じ年。ちょっとショックだったけど、色々話をしていると案外おちゃめな面もあって、なかなかおもしろいおっちゃんでした。

そして、同じく岐阜県在住のSさん・70代男性。現役の職人さん(職種はあえて書くのをやめておきます)。この方は奥さんを早くに亡くされて、その奥さんの供養のためにお遍路をして、今回で3回目だそうです。まじめで優しく穏やかな性格で、今回の同行者の中で最年長だったので『隊長』と言われていました。10人のお孫さんがいらっしゃるそうです。

それから、安城市在住のOさんご夫婦。ご主人は70代で奥さんは60代。私は『Oパパ』『Oママ』と呼んでました。おっとりしたパパと、明るくておもしろいママでした。ただ、ママはちょっとポッチャリ系なので、階段や坂道が大の苦手。『はぁ〜疲れた〜もうあかん』とか『こんなにきついだもん、もう2度と来んよ!』と言ってましたが、すごく頑張って結願しました。つらそうなママをパパがなにげに気遣って、とってもステキなご夫婦でした。

続いて豊田市在住のIさん・70代女性。今回おひとり参加だったので、私と一緒に行動することが多かったです。彼女は保育士さん。めちゃくちゃ明るくて、楽しくて、おもしろくて、好奇心旺盛でサバサバした人。性格は私とそっくりで、好みなんかも合って、もうずっと前から友達だったような感じで過ごせました。ノリが良くて、いっぱいお喋りしてホント楽しかったです。

あと、豊川市在住のIさんと豊橋市在住のKさんは共に60代女性のお友達同士。お2人ともお遍路は何回か行ったことがあるそうです。彼女たちも明るくて陽気で、お遍路経験者でお世話好きなので助かりました。でも、Kさんが途中で風邪をこじらせて咳がひどくなり『もう私だけ帰ろうかと思ったの』という状態でした。ところが、みんなで励まして、Kさんも薬を飲んだりして頑張り結願できました。Iさんはお遍路の作法など色々と教えてくれたし、Kさんは率先してみなさんのお世話をしてくれたので、お2人は《副隊長》役でした。彼女達とも話が合ってよく喋りました。

今回、こんなステキなメンバーと同行できて、そして無事結願することができたのは《お大師様》のおかげでしょう。

11月3日までは全然知らない人だったのに、一期一会で、11月4日からお遍路回りをするうちに親しくなり、お互いに励ましたり助けたり、楽しんだり喜んだりできたことは、私の人生の中の思い出としては、忘れられない《宝物》となりました。

明日、高野山でのお参りが同行最後となりますが、今回のこの仲間が、ずっとずっとず〜っと幸せに暮らしていって欲しいです。

私、明日みんなとお別れする時、きっと泣いちゃうと思います。本当に本当にありがとうございました。

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