突然の出来事

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おはようございます、ペットメモリアルRinneの浅香裕子です。本日は水曜日で定休日です。

昨日は午後1時からのご予約だけでしたので、私は朝から雑務をしていました。

朝、まずご家族様からいただいた《寄付品》を保護団体さんへお届けに行って、帰ってきてから火葬炉のメンテナンスをして、宅配便の荷物を受け取り、そのあと倉庫で備品の整理をしていました。

そうしたら『すみませ〜ん!』と大きな声が聞こえたので《また宅配?》と思いながら『は〜い、今行きま〜す』と出ていったら、Rinneのパンフレットを持った男性が『これ、ここ?』と聞かれたので『はい、そうです』とお答えすると、『ワタシ、ニホンゴ、ヨクワカラナイカラ、(電話をかけるような手の形をして)デンワ、(首を横に振ってダメというような仕草)』ということなんです。

《あー外国の方なんだ。でもどこの国の方?…英語じゃないの?》と思っていたら、『イヌ、シンダノデ、キョウ、デキル?』『イマカラ、ダメ?』と言われました。時刻を見たら10時15分だったので、『犬ですか?…何になります?…種類は』と聞いたら、そのまま車の助手席を見せて『マルチーズ』と。

拝見したところ割と小さな子だったので、今からだったら次のご葬儀までに間に合うだろうと思いすぐさま代表に『ワンちゃんが亡くなって、連れて来られたんだけど、日本語があまりお得意じゃないみたいで、電話ができないからって直接いらっしゃったの。今からすぐにご葬儀が出来ますか?って』と伝えてお受けすることになりました。

車から奥様とお嬢ちゃんが降りて来られ、そのまますぐにご葬儀を進めさせていただきました。聞くとブラジル人で豊川市在住のM様とおっしゃる方でした。ワンちゃんの名前は《MEG(メギィ)》ちゃん。

とりあえず申込書に名前と住所・連絡先・ペットちゃんの名前などを書いていただくように説明しました。M様はスマホの《翻訳アプリ》を使いながら申込書やパンフレットに書かれていることを写真に撮って、それをポルトガル語に訳して理解し、内容を奥様に説明して相談しながら色々と決められました。

そして、拾骨までされる《立会い》のご葬儀に決めてセレモニーも行うことにしました。が、バスケットの棺の中に入れてあげるお花など何もお持ちでなかったので、弊社がいつも立会いのご葬儀の時にサービスでお付けする《カラーリングマム(虹色に色付けされた大きな菊の花)》と、うちのすばる(柴犬)の愛用の《ちゅーる》とおやつを急いで自宅から持ってきて、棺に入れてMEGちゃんが天国に持っていってくれるようにしました。…こういう時、自宅がすぐ横にあって良かった!と思いましたよ。

セレモニーも、私たちがポルトガル語を話せないので音楽で演出して、お祈りをしていただき出棺まで行い、火葬中は待合室でお待ちいただきました。一緒についてきていたお嬢ちゃん(おそらく3歳くらいの幼児)か退屈しないように、うちのすばるや猫たちと遊んでもらうことにしました。Aちゃんはすばるを優しく撫でてくれたり、猫じゃらしで猫と戯れたり、すごく楽しそうに笑って遊んでいていました。

そして無事拾骨も済んでアンケートを書いていただいたのですが、これも翻訳アプリで質問の意味を訳して、ご主人が説明して奥様が記入してくださいました。

ご意見・感想のところにローマ字で《HUTARI、SUGOI、YASASI、ARIGATO》と書いてありました。

ポルトガル語がわからず、身振り手振りで説明しながら接客をさせていただきましたので、ご理解できただろうか?と心配でした。が、こんなにありがたいコメントをいただき、思わず涙が出てきてしまった浅香裕子でした。

それに、M様が言葉もわからない異国の地で、愛犬が亡くなったことで《なんとか葬ってあげたい!》とRinneに来てくださったことにも感動して泣けてきました。

国や人種が違ってもペットを愛する心は同じです。そして、そのかけがえのないペットを亡くした時のつらく悲しい気持ちも一緒です。『どんな方にも寄り添って、心優しいお見送りができるとイイね』と改めて思う母娘であった。…今日はちびまる子風に終わってみました。

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