動物休暇

スタッフブログ

おはようございます、ペットメモリアルRinneの母です。涼しくなりましたねぇ。朝夕はクーラーなしで窓を開けただけでいられますもの。

最近、私、思うことがあります。

《ペットちゃんが亡くなり葬儀・火葬をしてもらう日に、あなたは仕事を休みますか?》

この仕事をしていて、毎日ご葬儀をさせていただいておりますが、お越しになるご家族様によっては『今日は仕事を休んで来ました』という方と『仕事は休めないので』という方と両方あります。

『急きょ仕事を休んで来ました』とか『とてもじゃないけど仕事に行く気にはなれなくて』とか『子供も学校を休ませて連れてきました』というご家族のお気持ち、わかります!

かたや『どうしても仕事が休めないんで、預かってもらって日曜日に葬儀してもらってもイイですか?』というご家族、また『お父さんが仕事を休めなくて…今日は動画を撮っていって、あとから見せたいです』とか『仕事を休むわけにいかないので、帰ってきてからの夕方の予約でお願いします』という方もあります。

それぞれのご家庭の事情もありますし、お仕事のご都合もありますので一概には言えませんが、もし《あなたはペットの最期を見送る時、仕事(あるいは学校)を休みますか?》というアンケートをおこなったとしたら何と答えますか?

この答えは、ペットを飼っている人と飼っていない人ではかなり見解が違うと思います。そして年代別でも答えが違うでしょうね。

例えばペットを飼っていない人からすれば『ええ?ペットが亡くなったからって仕事を休むの?』と思われるかもしれません。

それに私たちの年代(60代)以上だと『斎場へ持ってって焼いてもらえばイイだろ』なんて言うような方もいると思います。…昔は犬は外で飼っていましたし、猫も自由に家から出しちゃってましたから、単純に《ペット=飼い犬・飼い猫》という感覚ですよね。

でも今は全く違います!ペットちゃんたちは《家族の一員》です。家族同様の、いや家族以上の扱いを受けている子もいます。

だから、そういう方々からすれば『家族が亡くなったんだから、休んで当たり前でしょ!』と思いますよね。そこなんです!

私は後者の考え方です。

《ペットは家族》ですし、ひとつの《命》なんです。その命を大切に弔ってあげるのは当たり前だと思います。だから堂々と『うちで飼っている子が亡くなったんで、お葬式やってあげようと思います。なので今日はお休みいただきます』って仕事を休んでもイイじゃないですか。…もちろん一緒に働く方々に迷惑のかからないようにですが。

最近は男性が《育休》をとる時代です。これだって少し前はなかなか受け入れられませんでしたし、私らの年代の上司からすれば『男が子育て?』と違和感しかないかもしれません。

でも今は多様性の時代、ダイバーシティなんです。主婦ならぬ《主夫》がいたり、LGBTで同性婚があったり、リモートワークができたり、本当に世の中が色々と変わってきています。だったら動物保護だってもっともっと進んでイイと思います。大切に育てられている子たちなんだから、それなりに尊重されても良いのではないでしょうか。

子供たちにとっても、小さな命を大切にして、自分より先に亡くなった悲しみやつらさ、その後の供養など、これも立派な社会勉強だと思います。それを経験した子は、将来優しい心の持ち主になれると思います。

これから《動物休暇》がちゃんと取れるような世の中になるとイイですね。

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