おはようございます。今朝は急に真冬のような風が吹いて、気温もグッと下がりました。この秋初めてフリースを羽織った浅香裕子です。
昨日、豊橋在住のY様のお宅の《さくらちゃん=10歳・ミニチュアダックスの女の子》のご葬儀をさせていただきました。…死因は交通事故でした。
ペットメモリアルRinneが9月12日にオープンして以来、老衰・病気で亡くなった子たちが多かった中で初めての事故死でした。
どんな原因であろうとペットちゃんが亡くなるのは悲しくつらいものです。しかし、【突然の別れ】となると、その悲しみもかなり深くなると思います。
今まで私が飼った子たちはみんな老衰か病気で亡くなっていますが、実は実家の母が飼っていた猫は、ある日突然姿を消したのです。
母が庭の草むしりをしていた時、一緒に外に出て遊んでいたのですが、『さあ、お家に入るよ』と見たらどこにもいなかったんです。
しばらく探したのですがいないので、そのうち帰って来るだろうと思っていたのですが、結局失踪したまま帰りませんでした。
その日から母の様子が一変しました。
最初に私に電話してきて『猫がいなくなっちゃった』と報告を受けてから、私も心配になり毎日『いた?』と電話をしていたのですが、日に日に喪失感がひどくなり、『私が外に出したからいけなかったんだ』とか『昨日の夜中に鳴き声がしたから急いで外を見たけどいなかった』とか『事故に遭ってないか心配で眠れない』など、かなり精神的に良くない状態になっていきました。
そして、『あの時外に出さなければ』とか『私が目を離していたから』と、どんどん自分を責めた発言になっていき、挙げ句の果てには何も手につかなくなり、ボーッと考え込むようになりました。
そうです、これが【ペットロス】の症状です。
が、そんな母が立ち直ったきっかけは、しばらくしてから《次の子》を迎え入れたことです。
弊社が提携しているお寺=西光院のご住職がおっしゃってました。『ペットの悲しみはペットが癒してくれる』と。
母は次の子を大事に大事に育てていました、先代の子のこともあって、本当に大切に大切にしていました。母と猫とは《一心同体》くらいに。
でも、それが功を奏して以前にも増して明るくなり優しい表情になり私もホッとしました。
ペットが亡くなってからの喪失感は計り知れないほどになる場合もあります。が、とにかくいっぱい泣いてあげてください。
泣いて泣いて涙が枯れるほど泣きましょう。
涙にはストレスホルモンを体外に排出するデトックス作用があったり、自律神経を副交感神経に切り替えてリラックスする効果があります。そして、安眠効果が上がったり、幸せホルモンのセロトニンを多く分泌させる効果もあります。
早い話が、人目も気にせず《号泣》してください。そうすることによって気持ちが落ち着きます。…とにかく感情を抑え込んじゃダメです。
Y様御一家のお気持ちが少しでも安定することを願っております。心からさくらちゃんのご冥福をお祈りいたします。
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