ご卒業

今日で10月も終わりです。今日は《ハロウィン》ですね。…と言っても私たち以上の年代はあまりピンとこないですし、取り立てて何ということもしないと思います。

若い方々は仮装したり、ハロウィンパーティーなんて楽しんだりするようですが、どうも中高年には馴染みがなく俯瞰してしまいます。

それはそうと、9月13日からお預かりしていた《乳飲み猫》を、いよいよお返しすることになりました。明日の朝、保護施設にお返しして今回の幼猫たちは私から【卒業】します。

今回、5匹全員が元気に卒業してくれることが何より嬉しいです!

今までミルクボランティアをしていて何匹かお預かりしましたが、中には低体温症や下痢などで亡くなってしまった子もありました。その時はかなり自分を責めました。…もっと何とかできたんじゃないか?とか、こうしていれば良かったのかも、なんて。

亡くなった子も保護施設にお返しするのですが、その時は悲しさと悔しさで号泣です。『私の力不足ですみません!』と言うと、『亡くなった子は元々(生まれつき)弱い子っていうことが多いですから気を落とさないで』と言ってくださいますが、しばらくは自責の念に苛まれます。こんな思いをしたくないので、お預かりした以上最善を尽くすようにしています。

今回の子たちも本当に元気に走って、じゃれて、いっぱいご飯を食べて、食べた分はしっかり排泄して、これからどこのお宅にもらわれてもすくすく育ってくれると思います。…これって我が子を嫁や婿に出す母親の心境と同じですよね。

私は幼猫を保護施設にお返しする《目安》があります。それは【ご飯配列】ができるようになったら。…今日のアイキャッチ画像の写真のことです。

乳飲み猫の時は私がひとりずつミルクを飲ませます。次に離乳期に入ってひとりずつペースト状の離乳食を口に入れて慣れさせます。まだ自分から物を食べるということはしないですし、少し動くようになると遊ぶ方が優先になるので私がひとりずつ追いかけていってご飯を口に入れていくしないです。

そうしているうちにちょっと食べることに興味を示すようになり、何となくご飯のにおいを嗅ぎにきたり、少しだけなめたりするようになります。それがもっと進むとやっと自分で食べてみようとします。

その頃になると活動量もかなり増してきますのでお腹が空いてくるのでしょう。そうなると自発的にご飯を食べられるようになります。で、各自のお皿に入れてやると、それぞれで食べるようになるわけです。

ご飯の用意をして部屋に行くと『待ってたよ〜!お腹空いた〜』とばかりに走って来ます。そして用意したお皿に飛びついて行って食べるので、その配列を色々変えて楽しみます。

↑↑↑逆オリンピックマークバージョン

↑↑↑ごく普通の横並びバージョン

↑↑↑逆横並びのGメン75バージョン(うわ!古い…今の若い子は知らないよ)

↑↑↑これは犬バージョン(子犬を預かった時のものです)

↑↑↑仲良し姉妹バージョン(これも以前預かった子たちです)

↑↑↑徐々に毛の色が黒くなっていくバージョン(毛の色が上にいくほど濃い黒に)

↑↑↑サインはVバージョン(…これも若い子は知らんなぁ)

↑↑↑さあ輪になって食べようバージョン

↑↑↑電車ごっこバージョン

↑↑↑黒猫のだんご(タンゴ)バージョン(♪君は可愛い僕の黒猫)

ちなみにこれもNHKに投稿して紹介されました。

こんなことして楽しんでいる私ですが、実は保護施設に行く前に、この子たちといっぱい遊んで抱きしめて『絶対に幸せになるんだよ!』と念じながら泣きます。…やっぱり別れはつらい!

この子たちがその後どうなったかは教えてもらえませんが、優しい里親さんの元で幸せに暮らしていると思います。

ミルクボランティアってしんどいけど、この子たちの優しく素直な眼差しで見つめられると辞められなくなっちゃうんです。…次はどんな子たちが来るのかな?

明日【ご卒業】です!大切にしてもらって、元気で長生きしてよ。

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