おせち料理の思い出

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おはようございます、ペットメモリアルRinneの母です。

♪もういくつ寝るとお正月〜という童謡がありますが、本当にそんな気分になってきました。

昔はこの辺りから《大掃除》《お餅つき》《おせち料理の仕込み》や《門松・しめ縄の準備》をしだしました。…今はそんなことを《優雅に》しているお宅は数少ないでしょう。

私も嫁いでからは、お義母さんに教えてもらいながらおせち料理を作りました。

うちの実家では、母がフルで働いていて忙しかったということもあり、手作りのおせち料理ではありませんでした。好きなモノを見繕って買ってきてお重に並べていました。

が、義母はいろんなモノをほとんど作っていましたので、それを私も手伝いました。…黒豆、紅白なます、昆布巻き、田作り、芋きんとん、煮しめなど。そしてあとは数の子・紅白かまぼこ・伊達巻きを買ってきて加えました。伊勢海老なんて見栄えのする豪華なモノは入れてなかったですが、そこそこ《おせち料理》だなあって感じになりますものね。

ところが、本題はここから!

ここだけの話なんですが(…というか、ここだけと言いつつブログにあげてちゃ、ここだけになりませんが)マジ今だから言いますが、義母が作るおせち料理はお世辞にも『美味しい』とは言い難いモノでした。

まず味付け。私もそうですが《目分量》で味付けします。でも味見をしながらやればイイと思うのですが、どうも毎年『味が薄いなぁ』とか『味が濃い!』とか『なんか塩っぱい』とか、まともな時がなかった…。あっ、ちなみに味付け担当は義母でしたから。

それから分量。いろんな材料を買ってきて、それを全部使って作るので、どれも大鍋にいっぱいになってしまうんです。…どんだけ大家族やねんってところですが、祖父母・私たち夫婦・子供たち2人の6人家族分です。

で、大体子どもたちはおせち料理なんか好きじゃなく、毎年《かまぼこ》しか食べませんでしたし、私や旦那もほぼ食べませんでしたから、めちゃくちゃ余るんですよねぇ。義父が《義務》のように必死で食べて減らしていました。が、正月過ぎてくると『さすがにあきたなぁ』とうんざりしながら食べてました。

特に《昆布巻き》がすごい量で、中に人参やごぼうを巻いて作るのですが、材料を余らせないために何本も入れて巻くので、ひと巻きが太い!あれは食べる気にならなかったです。で、それが大鍋にてんこ盛り!…もう笑うしかない。

結局、毎年余って最後には義母が『もうイイや、捨てちゃうか』と言って捨てるはめに。…と、それが毎年。おいおい、学習せぇや。毎年捨てるんやったら、ちょっと作る量を減らせや!と思うのですがねぇ(笑)。

あとは見栄え。義母は食材の切り方も雑なんです。例えばなますの大根や人参も千切りが長い短い太い薄いとバラバラ。煮しめの材料も大きい小さいかあったり、大きな干し椎茸がそのまま入っていたりで、見た目が…!?って感じ。

何年か後、私がなますを作り、大根と人参はスライサーできれいな千切りにし、干し柿を入れたり柚子をアクセントにしたりして作ったら、なますだけ即終了!

その後も煮しめ担当になったりすると、それも早めに終了。

なぜか昆布巻きだけは義母が担当を譲らず、毎年アウト!悲しい結果になるのですが、義母はめげませんでしたねぇ。

今は《おせちのご予約》と、いろんなところで豪華なモノを販売しています。少人数の家庭ならそれでイイでしょうね。なんなら《おひとり用》なんてのもスーパーに売ってますもの。

おせち作りは昭和の時代の懐かしい思い出になってしまいました。

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