おはようございます、ペットメモリアルRinneの母 浅香です。
ついにクリスマスとなりました。…来週は2024年です。♪ もういくつ寝るとお正月〜 ですよ。…毎日書いてるなぁ。
今日はクリスマスっぽい写真をたくさん入れました。
私、クリスマスになると、アンデルセン童話の《マッチ売りの少女》の物語を思い出すんです。
貧しい家庭の少女が雪の降る街中で『マッチはいりませんか?』と、道ゆく人々にマッチを売るのですが、急いで家路へと帰る人たちは見向きもしません。
どこの家庭も優しい光が灯り、暖かい部屋の中はクリスマスのデコレーションがされ、ツリーの下にはたくさんのプレゼントが並び、食卓には豪華で美味しそうなクリスマスディナーが用意されています。
次第に日が暮れて暗くなり寒さは増すのですが、少女は着るものもなく薄着のままで寒さに震えます。凍てつく手を温めるために、売っているマッチを1本つけてそっとかざすのです。
すると、マッチが燃えている時は暖かな光がさして幸せな気持ちになれるのです。ですがマッチが燃え尽きるとそれは終わってしまいます。それを繰り返していたのですが、結局寒さに耐えられず少女は亡くなってしまいます。
この物語、よくよく調べてみたら、クリスマスの日ではなく大晦日だったようです。…私は勘違いしていました。そして、亡くなったというのも、ただ単に亡くなったのではなく、天国にいるおばあちゃんが迎えに来たという結末だったようです。
で、アメリカではこの結末が悲し過ぎるということで、この少女は裕福な家庭に引き取られて幸せになるという形に変えられているようです。
それにしてもこの物語、今の社会を予言しているかのようなストーリーじゃないですか?
まず《格差社会》が出てきます。貧富の差が著しく描かれています。そして《児童虐待》も。『マッチを全部売るまで帰って来るな!』と言われて寒い街中へ放り出され、マッチが売れないとはげしく叩かれる。その上、街ゆく人は見て見ぬフリをして通り去る《希薄な人間関係》。
マッチをすって火をつけると、暖かな部屋や豪華な食事の幻想が見える。これらもう《精神疾患》を患っていて《妄想》が起こっているワケです。そして《ネグレクト(育児放棄)》ゆえの《凍死》という悲惨な結末。…そりゃあ悲し過ぎますよ!
子供の頃は『かわいそう』と思いながらこの物語を読んでいましたが、大人になった今考えると、なんとか少女を救える術はなかったのか?と思います。…おせっかいなおばちゃんなんで。
『早く児童相談所に通報していれば、こんなことにならなかったかも』とか『親と引き離していれば最悪の結末にはつながらなかったかも』なんて、今でも言われていますよね。…ちょっと勇気を出して、《見て見ぬフリ》をしなければなんとかなるかもしれません。
保護犬・保護猫たちも同じようなことが言えると思います。
人間のエゴや身勝手さから保護犬・保護猫が増えています。そして不幸な最期を迎える子たちが多いです。そんな子たちに《里親》という愛の手を差し伸べていただければと思います。
子供の命も動物の命も同じです。大切な大切な1つの命です。
クリスマスの今日、世界中の全ての人や動物が幸せに過ごせる《平和で優しく温かな世の中》になって欲しいです。戦争なんで絶対にダメです!
皆様の、そして可愛いペットちゃんたちの幸せをお祈りして《Merry Christmas》
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